COMPANY会社概要

ごあいさつ

株式会社トキハ 代表取締役社長 池辺 克城

お客様の豊かな暮らしとふるさとの文化の向上に貢献すること。創業以来変わらない、私たちの想いです。

株式会社トキハが昭和初期の時代から今日に至るまで、様々な環境変化を乗り越え、85年の永きにわたり事業を継続することができましたのは、「ふるさと大分」のお客様に愛され、必要とされ、信頼される企業であり続けた結果であると思っています。これからもこの素晴らしい伝統を引き継ぎながら、将来へ向けさらなる進化を遂げて参ります。トキハの企業理念の中で宣言しています通り「お客様の豊かな暮らしとふるさとの文化の向上に貢献する」企業としてこれからも「ふるさと大分」において存在感のある小売業を目指して参ります。

現在は大変革の時代です。人工知能(AI)が進化を続け、モノとモノとがネットで繋がる(IoT)時代。さらには5G(高速大容量)活用の時代もすぐそこまで来ています。家に居ながらにしてネットを通してほとんどのモノやサービスを調達できるようになりました。それも所有だけでなく共有する選択も可能な時代の到来です。

物凄いスピードで進化するこの時代にお客様が百貨店に期待するものは何でしょうか。
第一に、「安心安全な商品とその品質の高さ」です。ECも含め小売業態が乱立する商品の供給過多な時代にあって、お客様は改めて商品への信頼性を求めてくると思います。それを提供できるのは百貨店なのです。
第二に、「質の高い接客サービス」です。情報が過剰に溢れている今、お客様は生活の質を高めるための専門的な助言を求めています。これこそが百貨店が永きにわたり培ってきた付加価値です。
第三に、ワクワクするような「ライブ感の演出」です。インターネット空間の中で何でもできる時代。それでも人々はその場でしか味わえない「リアルな感動や興奮」を求め集います。同じ空間で同じテイストを持った人々が集い感動を分かち合える「場」創りこそお客様の大きな期待であると思います。常に変化していくお客様の暮らしに対して、商品やサービスを通して感動を提供し続けることが、リアル店舗としてのトキハの存在意義だと考えます。

トキハは販売チャネルとして百貨店形態だけでなく、SC(ショッピングセンター)も展開しています。「トキハわさだタウン」は郊外型SCとして、年間一千万人以上のお客様に広域からご来店いただいています。昨年リニューアルオープンした別府店は、「別府」という土地ならではの魅力である温泉やグルメを活かし、観光客を含めた様々なお客様が楽しめる全く新しいSCに生まれ変わりました。今後は百貨店事業とSC事業そしてEC事業を融合させることにより、販売チャネルの多様化を図り、お客様のさまざまな場面や要望に機動力を持ってお役に立てる、しなやかで俊敏な企業を目指します。

地方都市では人口減少が大きな問題となりつつあります。そしてこのことが日本全体の重要課題となってきました。その対策には様々な施策が考えられますが、若者が住みたくなる、帰りたくなる魅力的な街づくりが大きな要素です。街なかのコミュニティの核として、トキハの果たす役割はとても大きいと思っています。
また、小売業では稀なISO14001の認証を取得し、SDGsが叫ばれるようになった今より9年前から、持続可能な社会の形成のための環境活動に取り組んでいます。今後も従業員全員で企業価値を高め、地方創生の一翼を担うべく「ふるさと大分」の発展のために貢献していきたいと思っています。

それを実現していくのは「人」です。トキハで働く人が自分の仕事に誇りを持ち、充実した仕事ができるような環境整備も積極的に行っていきます。次の時代に向けて、魅力的で高品質で、かつ収益力の高い、他に類のない新たな地方百貨店モデルの構築を目指し、トキハはこれからも進化を続けて参ります。

株式会社トキハ
代表取締役社長 池辺 克城